テストテストテストトレイルランニングにおいて、定説なんてあってないようなもんで、常に人体実験してはレポートする日々。東南アジアにはよく行くものの、やっぱり暑さにやられる日本人のわたし。いいかげんアプローチ方法を変えてみようと、思い切った作戦に出ました。
運動時に内臓が機能しない感覚というのは、様々な要因があるのはもちろんですが、やはり血液が行き渡ってない、筋肉にも脳にも必要で…という状況なのかなと思っています(医学的にはどうなのでしょうね)。さらに暑熱環境で内臓トラブルがますます起きやすいのは、熱中症では消化器器官に十分な血液が行き渡らず、消化機能が正常に働かないのでしょう。なんだか胃が重いというか、固形物がいつまでたっても消化しないような気持ち悪さを感じることがよくあります。
暑いレースでのわたしの補給の試行錯誤
そこで今回はできるだけ消化機能の負担が少ない液体やペースト中心にしました。パラチノース、naakのパウダー(ナチュラル)を左右の500mlボトルに溶かし、そこへ経口補水液パウダーを溶かしたものを飲み続けました。味が苦手な人には論外でしょうけれど(笑)、わたしは意外と嫌いでなく、飲み続けられます。naakよりはパラチノースの方が味が軽め。500mlで200-260kcal摂れます。ボトル2本あたり400-500kcalですから結構なカロリー量ですよね。
結果としては、わたしはすごく良かったです。胃が重い感じがなく、すごく走りやすかった。下痢もいくぶん抑えられた気がします。登りでのパワー不足は感じるものの、エネルギーは足りているはずなのでそれも慣れなのかもしれません。もう少しパワーが欲しい、飽きてきた、という時にはおやさい甘酒(かぼちゃ)やエナジージェリーを摂りました。予備でinゼリーも後半用に用意しました。
電解質は、体質的にマグネシウムが合わないとわかってきたので(ものすごく下痢しやすい)、カプセルやタブレットのマグネシウム量が多い電解質サプリはやめました。ひたすら経口補水液です。パウダーも色々ありますが、電解質濃度等調べて、きちんと記載されているものの中から、コンパクトかつ本数が少なくて済むこちらのエブリサポートを使っています。
エイドのフードが豪華なMalaysia Ultra Trail
エイドフードの充実っぷりには驚きました。naak飲み放題&食べ放題。高い商品だし、溶かしてあるの最高♡ 前日買わんでよかったやん。毎エイドにスイカ🍉あり、後半はアイス🍨あり、ゆで卵、じゃがいも、おかゆ、麺類、パウンドケーキなど。さすがに暑い日中は保温冷ボトルに氷とコーラを入れて走ったりもしました。豪雨でうまく補給がとれずハンガーノックぎみになった時にもエイドで救われました。じゃがいもとゆでたまごがシンプルでよかったです。
粉末のエナジードリンクってどうなの?
日本ではGUあたりが買いやすいでしょうか。パウダー類は、水溶けがあまりよくないとフラスクの口が詰まりやすいので、ドロップバッグには前日に蓋が頑丈そうなペットボトルで水に完全に溶かしたものを入れました。
初海外やエスニックフードが苦手ならツアーを利用しよう
ルクタスの久保さんにもお世話になりまして、梅干しや素麺に麦茶とさすがのラインナップ。海外のエイドが苦手な人やはじめての海外レースで不安な人は、ルクタスさんのサポートがめちゃくちゃ安心です。経験豊富で的確なアドバイスと励ましをもらえます。
昔はなんでも食べられたし、何十個でもおにぎりを食べてモリモリ登っていたわけですが、歳を重ねるにつれて胃腸も老いてきた感覚があります。数年前に一度逆流性食道炎になって以来、固形物が喉に詰まりやすく、レースの時は普段以上にそれを感じます。ジェルが飲めないという人は多いですが、逆にゼリー系のジェルが楽になり、最後まで飲めるようになってきて、荷物も軽くなり(笑)ぐっと楽になった最近です。